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オタクの闘病日記 〜絶対に動いてはいけない24時〜

闘病日記第2弾ということで、前回ちらっと出てきた地獄の腎生検のお話。

腎生検は手術ではなく検査なので、あくまで今後の治療方針を決めるためのものです。

ざっくりと検査の流れを説明しましょうか。

※ちょっと痛い表現があるので苦手な方は注意してください。

 

 

 

 

 

まずはうつ伏せになって局所麻酔の注射を背中に1発。

これがめちゃくちゃ痛いんですよ。

痛くないようにするための麻酔なのにそれが痛いじゃないかっていうツッコミはお門違いですね。

うつ伏せで見えないのでそのときの感覚とお医者さんの説明を元に解説。

エコーを当てながら背中に針を刺して腎臓まで進めて行きます。

麻酔をしててもちょっと痛みというか刺さってる感は否めない。(途中で麻酔足してもらった)

腎臓に刺す直前に、呼吸で動かないよう3秒ほど息を止めます。

そこでホッチキスみたいなガシャンって大きい音が聞こえて、腎臓の組織を回収。

ここまでが一連の流れでこれを数回繰り返します。

針を指したところの止血のため10分ほど圧迫して、1時間程度で無事終了。

とまあここまでで辛いのは麻酔の注射ぐらい。

 

戦いはここからなんです!!!!

 

と言うのも、検査後24時間は絶対安静。

最初の6時間は寝返りすらも禁止。

動いたら出血という恐怖の

絶対に動いてはいけない24時

がスタートします。(某年末特番)

全く笑えませんね!

 

検査はうつ伏せだったので大人5人程で丸太を転がすように仰向けに。(されるがまま)

そのままベッドごと部屋に帰還。

このとき傷口圧迫のために背中に砂袋みたいなのを置いてその上に寝っ転がってました。

動かせるのは腕と足首程度で膝を曲げるのも厳禁。

飲み物はストローで、ご飯は看護師さんに食べさせてもらって、本当に寝たきり。

ちなみに、看護師さんから「幸せそうに食べるね」とお褒めの言葉をいただきました。

 

とにかくスマホをいじるかTVを見るぐらいしかやることが無くて、ほとんど寝てました。

が、夜中麻酔が切れるとまあ激痛。

そりゃ背中から腎臓まで針刺したら普通に痛いんですよ。

このときには看護師さんの手助けがあれば軽く寝返り打てる状態ではあったんですけど、それどころじゃ無い、とにかく痛い。

耐えきれずにナースコール。

「痛み止め使う?」と聞かれ食い気味に返事。

筋肉注射を打ったんですけどまあこれも痛い。

局所麻酔といい勝負どころか上回ったかもしれない。

針が刺さったことによる痛さというより薬が入ったことによる痛さで、筋肉注射は注射史上1番痛いらしい。(私調べ)

消灯時間過ぎてましたが流石に「痛い!」と叫んでしまった。

ちなみに次の日までずっとズキズキしてました。

 

注射を打ってからは痛みも引いて、死んだように眠り朝までぐっすり。

朝ごはんは横向きに寝っ転がって自力で食べれるところまで回復。

昼過ぎに1度経過観察をして遂に24時間経過。

寝たきり生活から解放!!!!

 

と言ってもずっと寝たきりだったので急には動けず、看護師さんに力を借りてなんとか起き上がり座ってるのがやっと。

傷口がまだ痛むので飲み薬の痛み止めを貰って、トイレ以外は基本ベッドの上生活。

一筋縄じゃいきませんね。

ちなみにこのときには既に体重は元通りで、点滴からも解放。

お医者さんにも「スッキリしたね〜」と言われました。

なんなら元より痩せたんじゃないかな、健康的な生活してるし…

 

とまあなんとか検査は終わりましたがネフローゼ症候群のめんどくさいところはここからが長いこと。

飲み薬を徐々に減らして行くまで最低でもあと2〜3週間は必要らしい。(いまさっき説明受けた)

そして再発も珍しくないみたいで、完治に数年かかるケースもあるらしいです。

お医者さんからは薬の効きやすい体質だと言われたのですが油断は禁物ですね。

健康的な食生活心がけます…

 

ということでまだまだ入院生活は続くのですが、今のところ飲み薬を続けるだけなのでこんなところで締めちゃいます。

何か変化があったらまた報告しようかな。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

-追記-

約7ヶ月半後の現在(2020/12/14)も通院中。

まだしばらく続くみたいです…